お知らせ

大浦美弥 先生らのアンドロゲン受容体の低下がサルコペニアの増悪に関わることを示した論文が公開されました。

男性ホルモンの一種であるテストステロンは筋肉の合成や分解に影響を与えることが以前から知られていますが、サルコペニアにおけるテストステロンの役割については未だ十分には解明されていませんでした。

本研究では後肢を固定した廃用性筋萎縮モデルマウスを用いて、テストステロンの作用及びその受容体(アンドロゲン受容体)の役割について検討を行いました。

その結果、筋萎縮が起こる過程で骨格筋(腓腹筋)のアンドロゲン受容体の発現が有意に低下し、その作用機序として応答遺伝子である C/EBPδおよびMyostatin 、また炎症性サイトカインであるIL-6の発現亢進を認めました。これらの変化はテストステロン低下に伴って悪化し、逆にテストステロンを補充することによって改善が認められました。

テストステロンがサルコペニアの増悪に寄与するメカニズムが明らかになったことで、サルコペニアの予防および治療法開発の一助となることが期待されます。

https://www.nature.com/articles/s41598-025-95115-6

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