お知らせ

【論文】橋本征治先生、細井達矢先生らの「転倒とフレイル・サルコペニアの関連と転倒防止の介入戦略」に関する総説論文がアクセプトされました。

高齢者では転倒が高頻度でみられ、骨折や頭部外傷の主な原因となるだけでなく、要介護状態の進行や死亡率の上昇にも直結します。転倒は、身体機能の低下といった内的要因に加え、家庭環境などの外的要因が複雑に関与する「多因子現象」です。

近年、高齢者を多面的に捉える手法として高齢者総合機能評価(Comprehensive Geriatric Assessment: CGA)の有用性が多数報告されています。転倒についてもCGAを軸とすることで、リスクの包括的な把握や、効果的な介入につなげる出発点となることが期待されています。

本総説では、フレイルやサルコペニアなど高齢者に特有の病態との関連を含めながら、転倒におけるCGAの有用性を最新の知見とともに紹介します。また、転倒予防に向けた実践的な介入戦略についても概説しています。

 

本研究による論文はOsteoporosis and Sarcopeniaにて既に受理されており、今後出版される予定です。

Preventative approaches to falls and frailty

Seiji Hashimoto, Tatsuya Hosoi, Mitsutaka Yakabe, Makoto Yunoki, Shoya Matsumoto, Yoshitaka Kase, Masashi Miyawaki, Masaki Ishii, Sumito Ogawa

Osteoporosis and Sarcopenia (in press)

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