【論文】服部ゆかり先生の論文がJournal of Rural Medicineにアクセプトされました
本研究では、東京都内の在宅医療クリニックにおいて、2016年4月から2022年10月までに在宅医療を受けて亡くなった65歳以上の高齢者85名を対象に、人生の最終段階における療養状況と自宅での死亡に関連する要因を検討しました。
対象者の平均年齢は91.8歳で、認知症が最も多い基礎疾患でした。リビングウィルの文書を有する者は31.8% 、ACPの実施率は75.3%でした。死亡場所は自宅が42.4%と最も多く、病院が32.9%、施設が24.7%でした。
多変量解析では、ACPの実施が自宅での死亡と有意に関連していました。一方、リビングウィルの文書の保有や、入院、救急外来受診との有意な関連は認められませんでした。
本研究は、在宅医療を受ける高齢者の人生の最終段階において、本人・家族・医療関係者によるACPの継続性が重要である可能性を示しています。
Hattori, Y., Tsuji, K., Kudo, K., Yamauchi, K., Miyake, Y., & Ogawa, S. (2026). End-of-life care for older adults receiving home medical care in Japan: a pilot retrospective cohort study. Journal of rural medicine : JRM, 21(4), 421–426.
https://doi.org/10.2185/jrm.2026-035