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老年病専門研修プログラムについて

新専門医制度について

2018年度から新専門医制度が始まる予定になります。
老年病専門研修プログラムは、内科専門研修プログラムに連動して(あるいは並行して)、開始されます。そして、東京大学医学部附属病院内科専門研修プログラムでは、プログラムの開始前に、いわゆる“サブスペシャルティ領域”を決めておくことになっております。
将来、老年病専門医になることを検討している方は、内科専門研修プログラムに申し込む前に、老年病科に直接ご相談ください。

老年病専門研修プログラムと内科専門研修プログラムの概略

新専門医制度では、内科専門研修3年間、老年病専門研修3年間ですが、2年間の並行研修や4年間の混合研修が可能で、下図のように、最短4年間で両方の研修を修了することができます。

新専門医制度における老年病専門研修プログラムと
内科専門研修プログラムの概略図

新専門医制度における老年病専門研修プログラムと内科専門研修プログラムの概略図

東京大学医学部附属病院老年病専門研修プログラム 案

東京大学医学部附属病院老年病専門研修プログラムでは、東京大学医学部附属病院を基幹施設とし、地域中核病院に相当する連携施設として東京都健康長寿医療センターなど、在宅診療などに携わる連携施設として、ふくろうクリニック等々力や文京根津クリニックなどをおいています(下図)。ただし、在宅診療などに携わる連携施設での専門研修は、非常勤医師として基幹施設での研修と並行してすすめることが可能です。

東京大学医学部附属病院老年病専門研修プログラム 案

具体的には、東京大学医学部附属病院老年病専門研修プログラムとして、以下のようなコース例を想定しています。コース例ですので、希望にあわせて、さらに調整することも可能です。

標準コース1

1年目 基幹施設での研修
2年目 地域中核病院での研修
3年目 基幹施設での研修と在宅診療の研修を並行して実施
4年目 基幹施設での研修 ※内科・老年病混合タイプの場合

標準コース2

1-2年目 地域中核病院での研修
3年目 基幹施設での研修と在宅診療の研修を並行して実施
4年目 基幹施設での研修 ※内科・老年病混合タイプの場合

在宅診療重点コース(例)

1-2年目 基幹施設での研修(1年間)と地域中核病院での研修(1年間)
3年目 在宅診療の研修に専従
4年目 基幹施設での研修 ※内科・老年病混合タイプの場合

高齢者施設重点コース(例)

1-2年目 基幹施設での研修(1年間)と地域中核病院での研修(1年間)
3年目 療養病床や連携する高齢者施設を有する病院の研修に専従
(基幹施設での研修期間中もしくは研修3年目に在宅診療の研修を並行して実施)
4年目 基幹施設での研修 ※内科・老年病混合タイプの場合

また、専門研修プログラムは、大学院の入学を妨げるものではありません。研修の進捗状況によっては、専門研修3-4年目くらいに大学院に入学して、研究活動も並行してすすめることが可能かもしれません。

内科専門研修プログラムも含めた研修例

東京大学医学部附属病院内科専門研修プログラムと東京大学医学部附属病院老年病専門研修プログラムの一連の流れを、さらにわかりやすくするために下図を用意しました。
一例ですので、具体的なことは、直接ご相談ください。

研修計画例

キャリアパスイメージ

問い合わせ先

東京大学医学部附属病院 老年病科
医局長 石井正紀
Email:ishii-tky@umin.ac.jp