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認知症(もの忘れ)

生活の様子の聞き取り、脳の画像検査、採血、場合によっては髄液検査(腰から針を刺して脳や脊髄を包む液体を調べる検査です)を行い、物忘れの原因を調べ、最適な治療、福祉サービスの導入を行います。

認知症は、原因によっては、物忘れが治ることもありますので、原因を調べる検査は重要です。認知症は、物忘れ、見当識障害(時間や場所がわからなくなる)、失行(いままでできたことの手順がわからなくなる)といった症状が中心となりますが、それに伴い、機嫌が悪くなったり、家族にきつく当たったり、意欲が低下したり、といった精神的、心理的な症状が生じることもあります(周辺症状と呼びます)。周辺症状が、ご本人・家族の生活の質を下げる原因となっていることも多いです。

物忘れ自体を直すことは困難なことが多いですが、周辺症状の治療を行うことにより、ご本人・ご家族が過ごしやすくなる場合があります。

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