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ポリファーマシー(お薬の多剤併用による健康被害)

高齢になると、複数の病気を持つことがあり、そのため薬の量が増える傾向にあります。さらに、肝臓や腎臓の機能が低下し、薬を分解し排泄する力が下がると、薬の成分が体に蓄積しやすくなり、副作用も起こりやすくなります。

当科では、お薬手帳などを活用し、複数の医療機関から出されている薬の全体を把握し、生活機能に基づいた優先順位から、必要な薬、やめてもよい薬を判断します。高齢者にはあまり処方しないほうがよいとされる薬も存在し、そのような薬が処方されている場合は、別の薬に変更することもあります。介護が必要な患者さんに対しては、ご家族が管理しやすい服薬法の提案も行います。

他の診療内容

認知症(物忘れ)

ものが覚えにくくなる、時間や場所がわからなくなる、今までできた手順がわからなくなる、などの症状で生活がしにくくなる状態です。
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フレイル・サルコペニア

年齢とともに筋肉の量や力が落ちた状態をサルコペニアと呼びます。また、心身がストレスに弱くなり、介護が必要になりやすい状態をフレイルと呼びます。
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骨粗鬆症

骨が弱くなり、骨折しやすくなった状態です。骨折する前に気づくことが重要です。
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肺気腫

喫煙が原因で肺が少しずつ壊れ、体を動かしたときに息切れを起こす病気です。治療により進行を遅らせることができます。
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誤嚥性肺炎

食べ物や飲み物、じぶんのつば(唾液)が空気の通り道に入ることにより、肺炎を起こします。むせずに気づかない場合もあります。
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性差医療

当科では、女性医師による女性のための総合外来を開設しております。
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睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に呼吸が何回も止まる病気です。若い方にも起こります。日中の集中力低下につながります。当科は老年病科ですが、若い世代の患者さんも診療しております。
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アドバンス・ケア・プランニング(事前ケア計画)

高齢者を対象とする医療では、人生の終末が近づき、命にかかわる重要な決断が必要な場面に遭遇することがあります。ご本人の価値観に寄り添い、それをご家族と共有できる診療プロセスを当科では支援しています。
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